5月14日 日本経済団体連合会での講演
垂 前駐中国大使が幹事会で講演
古来より、日本には「言の葉」という言い回しがある。万葉集にも出てくる、とてもすてきな言葉だ。外交官も、また「言の葉」を扱う仕事である。外国との友好関係の増進だけでなく、二国間関係が破綻しそうになり、切った張ったの交渉を行う場合にも、外交官は「言の葉」を駆使する。決して戦争を起こしてはならないからだ。戦争は外交の敗北であり,戦争下では「言の葉」は無用の産物となる。外交官の使う「言の葉」は、その外交官の知見、経験、そして哲学に裏打ちされた「心声」(内心から発する声)であり、魂が宿っている。